目にも鮮やか、秋柄の単衣　（8/24）

2017年 8月 24日

8月に入ってからずっと雨続き。
気温もあまり上がらず、このまま秋に移っていくのかしら…
と思っていたら、急にまた夏がぶり返してきました。

そんな中、先の季節のお洒落のことを考えるのは
暑さが増してしまうかもしれませんが
秋からこそ、着物のお洒落を楽しめる、心ときめく季節です。
9月は、装いの上では夏と秋を結ぶ、中間の季節。
裏がない、でも透けない単衣を着られる貴重な1ヶ月です。
正確に言えば6月も単衣の季節ですが、これから夏を迎えるときと
秋の気配を感じるときとでは、着たいものもちょっと違ってくるもの。

ズバリ、9月に映える単衣をご紹介します！

鮮やかな青に、なでしこ柄が大胆に配置されています。
写真ではどうしても色が違ってしまうのですが、
本当は、目にパッと飛び込んでくるような、水色に近い青です。
緑がかっていないターコイズブルーとも言えるかも。

花の中に、さりげなく金と銀が使われていて
素敵なアクセントになっています。

袖丈も70センチ以上とかなり長く、
お嬢さんがお召になっていたんでしょうね。

●青地になでしこ柄　単衣
37,000円＋税
身丈：4尺0分1寸（151.6センチ）
裄丈：1尺9寸5分（73.7センチ）
袖丈：1尺3寸0分（49.1センチ）
後巾：7寸5分（28.4センチ）
前巾：6寸0分（22.6センチ）
※背中・抱き（下前）・右袖口にシミ、掛襟に薄汚れ、山を中心に薄ヤケ有り。

こちらは群青色に近い青地に、紅葉と萩の葉。

白い線の縁取りが鮮やかなコントラストになっていて、
配色がとても美しく感じられます。
これもさりげなく金が使われていて、華を添えています。